思い出の地域決勝

先の記事を書くために過去のうどん写真をあさっているうちに地域決勝の写真に目がとまり、いろいろ思い出したりしていました。

数あるリーグ戦の組み合わせの中で、思い入れのある対戦カードというものをお持ちの方はそれなりに多いんではないかと思います。私にとってのそれはvsロアッソ熊本。Jリーグへの長い道のりがここから始まったという意味で非常に思い出深いカードです。

2005年地域決勝一次ラウンド、ロッソ熊本戦のロッソゴール裏

2005年、ロッソ熊本(当時)がJFLに一発昇格した年の一次ラウンドでの対戦相手がグルージャでした。グルージャもこれが初めての地域決勝。熊本が実質ホーム状態で、既に1勝していた(勝ち抜けリーチ状態)ということもあって、ロッソのゴール裏もメインスタンドもそれはそれはイケイケだったのを覚えています。普段はスタンド観戦の私ですが、応援仲間に促されてゴール裏へ。正直試合内容はよく覚えてないんですが、会場を埋め尽くすロッソサポ相手に絶対に負けたくないという思いで90分叫び続けました。結果は後半早々にセットプレーで失点し0-1の敗戦。ロッソの勝ち抜けが確定しました。次の日に行われたファジアーノ戦の会場はサブグラウンドに追いやられて観客も激減(当たり前ですが)していたりといろいろわびしかったです。ちなみにこのとき勝利したファジアーノには2008年きっちりとリベンジされました。

そしてその年のシーズンオフに待っていたのはクラブの経営問題。苦難と紆余曲折だらけのグルージャの歴史がここから本格的に幕を開けます。

あんまり思い入れがあるもんですから、2019年久々に熊本を訪れた際には大津町も訪問。運動公園で思い出に浸っていたら雨に降られました…。

2019年の大津町運動公園球技場

思い出の地域決勝からはや15年。舞台は変わりましたがさらに上を目指して戦うことには昔も今も変わりありません。目の前の一戦一戦を大切に、一歩ずつ進んでいきましょう。